健康が一番!健康寿命とは?

「健康寿命」という言葉をご存じでしょうか。
平均寿命の話題に触れて、「自分はこれからあと何年生きるのだろう」と考えたことのある方もいらっしゃるかもしれません。しかし、これからの人生を考えるうえで本当に大切なのは、ただ長く生きることだけではなく、その年月をどのような状態で過ごしていくかという点です。
その大切な目安となるのが「健康寿命」です。

健康寿命とは

健康寿命とは、健康上の問題で日常生活に制限されることなく、自立して生活できる期間のことです。 平均寿命が「どれくらい生きるか」という人生の長さを表すものだとすれば、健康寿命は「どれくらい元気に、自立して生活できるか」を考えるための指標になります。

厚生労働省のデータ(令和4年)によると、健康寿命は男性72.57歳、女性75.45歳です。同年の平均寿命は男性81.05歳、女性87.09歳となっています。

平均寿命と健康寿命の間には、男性で約8.49年、女性で約11.63年の差があります。
ただし、この差のすべてが寝たきりや要介護の期間を意味するわけではありません。日常生活に何らかの支援や健康上の配慮が必要となる期間を含んだ数値です。
また、これらの数字はあくまで全体の平均値です。健康状態や暮らしの環境は一人ひとり異なります。数字を見て不安になるのではなく、「自分自身はこれからどのように健康と向き合っていきたいか」を具体的に考えていくことが大切です。

健康寿命の推移

健康に過ごせる期間は、年々どのように変化しているのでしょうか。

健康に過ごせる期間は、年々どのように変化しているのでしょうか。
推移を確認すると、平均寿命とともに健康寿命も着実に延びています。
平成13年から令和4年までの推移を見ると、健康寿命は男性が69.40歳から72.57歳へ、女性が72.65歳から75.45歳へと延びてきました。
一時的な数字の比較だけでなく、長期的な変化を俯瞰することで、元気に活動できる時間が着実に広がっている実態が把握できます。

健康は、これからの暮らしとお金につながっている

健康のあり方は、医療や介護の備えにとどまりません。
「何歳まで無理のない形で働き続けるか」
「趣味や旅行をいつまで存分に楽しむか」
「家族や友人と心地よい時間をどう分かち合うか」
健康状態は、これからの暮らし方や働き方に直結しています。そして健康状態の変化は、生活費や必要となる資金計画にも直接影響を与えます。

だからこそ、これからの人生設計においては、以下の3つの時間を切り離さず一体として整えていく視点が欠かせません。

  1. 平均寿命という「人生の時間」
  2. 健康寿命という「健康の時間」
  3. 資産寿命という「お金の時間」

長く生きる時間の中で、心身ともに自立して動ける時間をどう活かすか。そして、その暮らしを支えるお金をどのように管理し、整えていくか。生活全体を俯瞰してバランスを取ることが、納得のいくセカンドライフを築く土台になります。

これからの暮らしとお金を整理したい方へ

健康寿命を見つめ直すことは、ご自身の生き方や働き方を見つめ直すことでもあります。 何歳まで働き、どのようなペースで暮らし、手元のお金とどう付き合っていくのか。健康、暮らし、お金はすべてつながっています。

「自分の場合は、これからどのような前提で計画を立てればよいだろう」 そう迷われたときは、日々の家計やこれからの人生設計を一度客観的に整理してみることをおすすめいたします。

福岡・筑紫野を拠点とする独立系ファイナンシャル・プランナーとして、健康と暮らしのバランスを見据えた長期的な家計管理・生活設計の伴走を行っております。

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この記事を書いた人

相続業務に25年以上従事。ファイナンシャルプランナー(CFP®)・国家資格キャリアコンサルタントとして、暮らしと制度をつなぎ、一人ひとりの人生設計に寄り添う「ライフバランスメンター」。50代からのお金と働き方の相談に伴走しています。
考え方の軸にしている本を紹介しています。 選び直すための本棚

FPオフィス ミラボ 代表 京極佐和野のプロフィール写真(事務所内)