住宅ローンを考えるとき、
「固定金利が安心」
「変動金利は危険」
そのような言葉を聞くことがあります。
一昔前は、固定金利を勧めるFPも多かったように感じます。
しかし、金利環境や資産形成の考え方が変わる中で、住宅ローンの考え方も少しづつ変わってきています。
住宅ローンは、単純に「固定か変動か」だけで決めるものではありません。
大切なのは、
・金利が上がるか下がるか
・自分はどのように資産形成をしていくのか
この2つを分けて考えることです。
金利だけではなく、家計全体で考える
住宅ローンは、金利だけを比較して決めるものではありません。
・教育費
・老後資金
・手元資金
・今後の働き方
・資産運用とのバランス
など、家計全体との関係を整理することが大切です。
「金利が低いから安心」
「固定だから安全」
という単純な話ではなく、長期的な暮らしの中で考えていく必要があります。
「固定だから安心」とは限らない
固定金利は、返済額が変わらない安心感があります。
一方で、固定金利は変動金利より金利が高いことが多く、
その分、総返済額も大きくなります。
また、住宅価格が上昇している今は、
借入額そのものが大きくなりやすい状況です。
そこへ高い固定金利を組み合わせると、
・毎月返済額が増える
・利息負担が大きくなる
・家計の余力が減る
ということも起こります。
「安心のために固定を選んだ結果、逆に家計を圧迫してしまう」
そのようなケースもあります。
資産運用とのバランスで考える
住宅ローンは、金利だけで考えるものではありません。
例えば、
・長期で資産運用を継続できている
・手元資金をある程度確保できている
・相場変動にも過度に動揺しない
そのような方であれば、低金利の変動型を活用しながら、資産形成を続ける考え方もあります。
運用によって資産を増やし、必要に応じて繰上返済を行うという方法です。
もちろん、運用にはリスクがあります。
将来も同じ利回りが続く保証はありません。
しかし、
・金利上昇リスク
・手元資金を減らすリスク
・総返済額が増えるリスク
どのリスクを優先して考えるかによって、選び方は変わってきます。
手元資金をどう持つかも重要
住宅ローンでは、「早く返すこと」だけが正解とは限りません。
繰上返済によって負担を減らせる一方で、手元資金を減らし過ぎると、
・教育費
・病気や介護
・働き方の変化
・収入減少
などに対応しづらくなることもあります。
住宅ローンは長期にわたるものだからこそ、「返済」と「手元資金」のバランスを考えることも大切です。
「何を安心と感じるか」は人によって違う
住宅ローンは、単純に
・固定が正しい
・変動が危険
というものではありません。
例えば、
・毎月返済額が変わらない安心を重視したい人
・総返済額を抑えたい人
・手元資金を厚く持ちたい人
・教育費や老後資金とのバランスを重視したい人
では、選択肢が変わります。
大切なのは、
「どちらが正解か」ではなく、
「自分にとって、何が安心なのか」を整理することです。
ミラボFPオフィスでは
住宅ローンについても、
・金利だけではなく
・家計全体
・手元資金
・教育費
・老後資金
・資産運用とのバランス
を含めて整理することを大切にしています。
「このままでいいのだろうか」
そのような不安を、数字と価値観の両面から整理していきます。
