資産寿命とは?これからのお金との付き合い方を考える

「老後資金はいくら必要ですか?」

これから先のお金について考えるとき、多くの人が気になるのは、「自分のお金はこれから先、足りるのだろうか」ということではないでしょうか。
しかし、老後のお金を「いくら貯めればよいか」だけで考えてしまうと、不安が大きくなることがあります。

これから先のお金との付き合い方は、これまでと同じではないからです。

資産寿命は「お金が何歳までもつか」だけではない

資産寿命というと、「貯めたお金が何歳まで持つか」というイメージを持つかもしれません。もちろん、それも大切です。

しかし、人生後半のお金は、単に「減らさない」「長持ちさせる」だけではありません。これから先、働き方や暮らし方が変われば、お金との付き合い方も変わっていきます。

資産を増やす時期から、活用する時期、そして取り崩しながら管理していく時期へ。
まずは、これから先のお金との付き合い方が、どのように変化していくのか、その全体像を考えてみることが大切です。

金融庁資料「検討の視点」。資産が形成期に積み上がり、活用期を経て、高齢期に計画的に取り崩されていく様子を曲線で示した図。あわせて「就労・資産形成・運用による所得維持」「資産の有効活用・取崩し」「長寿化への備え・資産寿命」「高齢者が安心して資産の有効活用と取崩しを行うための環境整備」という4つの検討の視点が示されている。
出典:資産寿命(金融庁)高齢社会における金融サービスのあり方(平成30年7月3日)

「いつまで働くか」と「いつから使うか」

これからの資産寿命を考えるうえで、「いくら持っているか」だけでは足りないと思っています。
たとえば、

  • これからも働き続けるのか
  • いつまで働きたいのか
  • 年金を受け取りながら働くのか
  • 資産はいつから取り崩すのか

こうしたことによって、お金の流れは大きく変わります。
人生後半のライフプランは、お金だけで考えることはできません。働き方や暮らし方、そしてこれからどんな時間を過ごしたいのか。それらを一緒に考えていく必要があります。

資産運用を考えるときに役立つサイト

50代からの資産運用は、まず制度を知ることから。NISA・iDeCo・投資信託を学べる公的サイトを、金融商品を売らないFPが厳選しました。

資産を「管理する」という時期もやってくる

人生の後半には、資産を増やしたり使ったりするだけでなく、どう管理していくかということも課題になります。

年齢を重ねることで、金融機関での手続きや資産の管理が難しくなることもあります。また、ネット銀行や証券会社など、デジタルで管理している資産については、家族がその存在を知らなければ把握できない場合もあります。

こうしたことも含めて、これから先のお金との付き合い方を考えておくことが必要になってきます。

青空の下に広がる緑の丘と、遠くに見える海。これからの人生をゆったりと見渡すような開放的な風景。

これからのお金との付き合い方を考える

これから先のお金との付き合い方は、年齢とともに少しずつ変わっていきます。

たとえば、50代では、これからも働きながら収入を得て、資産を増やしていく人もいるでしょう。
60代では、働き方を続けながら、年金なども含めて資産を維持し、これまで築いてきた資産を大きく減らさずに暮らしていく人もいます。
そして70代以降になると、資産を暮らしのために少しずつ使いながら、取り崩しやすいように管理していくことが必要になる場合もあります。

もちろん、これはあくまで一つの目安です。
50代から資産を使い始める人もいれば、70代になっても働きながら資産を増やしている人もいます。
働き方や収入、資産の状況だけでなく、どのように暮らしたいか、何にお金を使いたいかによっても、お金との付き合い方は変わります。

だからこそ、
これからも働きながら、資産を増やしていくのか。
資産を維持しながら、少しずつ使っていくのか。
将来、取り崩しやすいように、資産を整理し管理していくのか。

自分は今、どのような時期にいるのか。
そして、これから先、お金との付き合い方がどのように変わっていくのか。
一度考えてみることが大切なのではないでしょうか。
資産寿命を考えることは、単に「お金が何歳までもつか」を計算することではありません。

これから、どのように働き、どのように暮らし、お金を何に使っていくのか。
資産寿命を考えることは、これからの人生を考えることにもつながっていくのだと思います。

セカンドライフって

50代からのセカンドライフは、早めの計画と準備で決まる。健康・お金・いきがいを3つのステージで整理する、FPからの手引きです。

これからのお金と働き方を整理したい方へ

これからの人生を考える

資産寿命を考えることは、お金だけの問題ではありません。
これからどのように働くのか。
どのように暮らしていくのか。
そして、お金をどのように使っていくのか。
「自分の場合は、これからどうなるのだろう」
そう感じたときは、一度、これからのお金と働き方を整理してみることも一つの方法です。

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この記事を書いた人

相続業務に25年以上従事。ファイナンシャルプランナー(CFP®)・国家資格キャリアコンサルタントとして、暮らしと制度をつなぎ、一人ひとりの人生設計に寄り添う「ライフバランスメンター」。50代からのお金と働き方の相談に伴走しています。

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